Windows10で突然解像度の選択肢が減り、低解像度を強要される現象について

これはひどい。

2017/12/13に記述した記事ですが、その少し前のWindowsUpdateで不具合が発生した方が多いようです。

偶然この症状が発生したパソコンを触ることになり、その顛末を記述しておきます。

この記事の手法をなぞっても、新たな不具合は起きないと思いますが、自己責任にてお願いします。

 



 

自己解決を頑張ったけど、遂に手詰まり状態、といった方向けの内容かも。

何故手詰まりと書いたのか。それは下記のような環境下だった為です。

  1. Windowsシステム復元を有効にしてなかった。
  2. 自作パソコンでドライバーディスクを失っていた。
  3. デバイスマネージャーからドライバーを削除して、新しいドライバーをインストールしようと思ったら、互換性(Windows10に対応していないので)グラフィックドライバーをインストールできなかった。
  4. 実際に修復作業を進めていると、結構長い時間ブラックアウト(画面が真っ黒)になる、普通の人は不安になる状況を通る。

 

ちなみに今回の記事元の自作デバイスは、マザーボード「ASUS M5A88-M」のオンボードグラフィック「ATI Radeon HD 4250」です。

異なる環境であっても、同じ不具合が発症していれば、修復できる可能性はあります。

 

この現象が発生している場合は、たぶんディスプレイアダプタがMicrosoft Basic  Display Adaptaになっていたり、ディスプレイ設定のカラープロファイルが文字化けしていたりで、その辺のキーワード検索も多いかもしれません。

 

 

 

複雑な対処をしていない状況であれば、ドライバーのロールバックで事足りそう。

特にデバイスマネージャーからディスプレイドライバーを削除していなければ、これに当てはまるかもしれません。

方法は検索すると多少出てきますが、こちらでも簡単に記述しておきます。

  1. 「Windowsボタン」(左下)から「歯車」(設定)アイコンをクリック
  2. 「デバイス」をクリック
  3. 右か下の方にある「デバイスとプリンター」をクリック
  4. 懐かしいウィンドウ上で右クリック >「デバイスマネージャー」をクリック
  5. ディスプレイアダプタを展開、中のアダプター名を右クリック > 「ドライバーの更新」をクリック
  6. 下段「コンピューターを参照して・・・」をクリック
  7. 下段「コンピューター上の利用可能な・・・」をクリック
  8. 登場した「モデル」の「日付」を見て、古いものを選択後、「次へ」

要するに、過去に正常動作していたドライバーに選択し直すという作業です。

 

これで修復できた方、お疲れ様でした・・・

あとはうっかり最新グラフィックドライバに更新されないよう注意する必要がありそうです。

 

 

 

過去日付のドライバー無いし、公式からDLしてもインストールできなかったぞ?

これはもう強制的に入れ込むしか無さそう?

手順は、今回の「ATI Radeon HD 4250」で話を進めます。

  1. AMDの公式サイトで、「Integrated Motherboard Graphics」「Radeon Integrated HD Series」「Radeon HD 4200 Series」「Windows8 64bit」※環境に合わせて変更 と選択。
  2. 今回は「Latest Beta Driver」をダウンロード。普通は「Catalyst Software Suite」で良いかも。
  3. ダウンロードファイルを実行、インストール(実は解凍)一般的にはCドライブ直下「AMD」フォルダに全て展開されます。
  4. Catalystインストールマネージャーが起動しますが、キャンセル。
  5. C > AMD > AMD_CataLyst_13.4_Legacy_Beta_Vista_Win7_Win8 > Packages > Drivers > Display と開く
  6. 「Catalyst Software Suite」だと C:\AMD\Support\13-1-legacy_vista_win7_win8_64_dd_ccc 以下同じ模様。
  7. W86A_INFが64bitなので、その中のINFファイル(歯車がくっついてるアイコンデザイン)を右クリック。
  8. インストールをクリック。ここで割と長い時間、画面が真っ黒になり、不安に襲われるかも。
  9. 「この操作を正しく終了しました。」が出現。これを繰り返してフォルダ内のINFを全部インストール。

 

これで過去のドライバが選択できるようになったので、改めてひとつ前に書いたドライバーのロールバックを進めていけば、過去の日付が登場するはずです。

またこれでうまくいかない場合は、4番のキャンセルしたインストールを進めてから5以降をチャレンジすると状況が打開できるかもしれません。

更に、インストールが実行されない場合は、実行ファイルを右クリックして、互換性タブでWindows8互換と管理者実行を有効にしてみましょう。

 

 

 

その後は通常通り、ディスプレイ設定で解像度を変更する。

なんとか1920×1080に復旧できました。当面はアップデートに怯える日々が続くのでしょうか・・・

そもそも古いデバイスで発生しているようですが、Windows7からアップデートしてWindows10に変わってからも正常表示されていた訳です。

突然告知もなく高解像度を切られるというのは、「対応していないから」だったとしても、敵を作るだけですよね。

 

さらに言えば、知らずうちにWindows10へ移行させられてしまった層も存在する。

設定を触る画面はことごとく格納されて隠され。

Windowsアップデートの詳細を項目ごとに拒否する機能は、Pro以上と敷居が高く。

それを利用できたとしても、どれを止めたらいいのやら。

無暗に止めたらアップデートが正常に進まなくなったり、セキュリティ的にも危険。

 



 

今後を考えると、Windows10対応済みのパソコンに買い替えるしかなさそう・・・

今回の記事で復旧できた方がいたら、幸いです。他にも有用な情報が存在するようなので、悩んでいる方は探してみましょう。

サポートが打ち切られているデバイスを搭載したパソコンは、今回の処置があくまで緊急的なものと考えないと、仕方なさそうです。

 

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