パソコンが黒い画面のまま起動しない + ゲームコントローラーなどUSBデバイスが不安定 + Resume From Hibernation
- パソコンが黒い画面のまま起動しない
- ゲームコントローラーなどUSBデバイスが不安定
- Resume From Hibernation っていう画面が異様に長い
全く異なる現象のようですが、個人的には連鎖したので、まとめて書き留めます。
調べまくってやってみたけど、どれも当てはまらない!という方向けの記事なので、一般的な修復や対処方法については別の情報を探すことをオススメします。
パソコンが黒い画面のまま起動しない
特にこれは、どの手法もしっくり来ない、又は、行き詰った時の対処方法です。
ここで言う「黒い画面のまま」とは、スイッチを押して電源は入ったけど、いつもの画面(BIOS画面)が出ない黒い状態を指します。
最初にお断りしておくと、力技です。。。
「CMOSクリア」がわからない方は、やってみる価値があるかもしれません。
他、ショートさせるのはイヤ、CMOSクリアより楽、と思った方は自己責任でお試し下さい。
それでも一応、対処方法の段階を別けました。基準はどれだけ内部を触らざるをえないか、です。
面倒くさいもんね・・・
STEP1
- パソコン本体の裏側、電源BOX部分にあるスイッチをOFFにする。又はコンセントを抜く。
- 通常の電源ボタンを押す。
解説: パソコンは当然起動しようとするのですが、コンデンサ等に貯まっていた残りの電力を消費して、「フゥン」と直ぐに電源が切れます。パソコンが大人しくなったら、電源BOXのスイッチをONにして、普通に起動を試みてみましょう。ダメなら次へ。
STEP2
- 電源ケーブルを抜く。
- 作業をする前に静電気へ注意を払う。※金属に触るなどして、静電気を逃しましょう。
- パソコンケースを開けて、メモリを挿し直す。
我が家のテレビパソコンは「ネット未接続 + 外部デバイスは一切挿さない」Windows Vistaですが、極稀にBIOS画面も出ず起動しなくなる事があります。※年に1回あるか無いか。
その時はSTEP1か2で元に戻ります。
静電気ですが、自作パソコン歴は長いものの、問題になった事はありません。ケースとか金属ですしね。着ているものによっては危険なので、多少は気にしておいた方が良いかも。
STEP3
- 電源ケーブルを抜く。静電気注意。
- パソコンケースを開けて、メモリを抜く。
- 複数枚挿しの場合、入れ替えるなど場所を変えてみる。
挿す位置を変えるだけなのですが、昔1度この方法でも復旧できず、壮大な時間が掛かった記憶があります。
内部の広さによっては、差し替えにくかったりするので、STEP3です。
結局何が起こっているのだろうか・・・
まず、WindowsVistaの話。
我が家のテレビパソコンですが、USB TVチューナーはB-CASカードリーダーでもある訳なので、単純にUSBメモリのような動作では無いだろうから、きっちり視聴ソフトを終了させてからパソコンを終了させないとダメなんでしょうか?
先に挙げた3つのSTEPは、結局どれも「次に起動するための何か」を空にしているんでしょうね。
次にWindows10です。
PS4コントローラーをBluetoothで接続後、充電もしようとUSBで接続。遊び終わった後にそのままパソコンを終了。起動する時に「Resume From Hibernation」で引っかかって、すごーく遅くなります。
Resume・・・
これはその場でUSBを抜いてあげると、解消されるのか進み出します。
終了する前にBluetooth接続を解除しておく事でも、解消された記憶があります。※現在は再現できず
他、USBコントローラーが断続的に切断されたりする人も居ました。
関係無さそうな話ですが、色々調べると、どうもこれら全てが電源プランの詳細に関わっている模様・・・
Windows10のResume From Hibernationでやたら時間がかかる、止まる、という人は
もしかしたら外部接続しているデバイス群に原因があるかもしれません。これは、ドライバの更新で解消される可能性もあります。
しかしそうでない場合でも、デバイス自体が壊れていないなら使い続けたいし、使う度にそれを抜いたり挿したりだと、面倒くさいですよね。
Windows10 の電源プランの詳細には「高速スタートアップ」なる物が存在します。
「スリープ」や「休止状態」ではなく、「シャットダウン」からもこの機能は動作するようです。
ん~、何となく怪しい。
要するにシャットダウン直前の状態を復旧させるような事やってるんでしょ?チガウ?
それで起動時、復元に困ると「Resume From Hibernation」を長引かせて、止まったりするのでは?
今回はせっかく書き留めることだし、前から Hibernation って何かなと思っていたので、Wikiさんに聞いてみました。
ハイバネーション(Hibernation)とはパーソナルコンピュータのオペレーティングシステム(以降OSと略)に備わる機能の一つで、電源を切断(シャットダウン)する前に、メインメモリが保持している内容を外部記憶装置(ハードディスクドライブ、以下ハードディスクと略)に待避させ、次にコンピュータを起動させた際、作業途中から再開できるようにする機能である。シャットダウンの場合は、ファイルを開いていた場合、保存を行うかどうかの確認プロセスなどが入るが、ハイバネーションする際はそういった確認もなく、作業中途状態のままコンピュータ使用の中断が行える。
高速スタートアップの解除で Resume From Hibernation が消えるみたい
以下の操作で「高速スタートアップ」を切ることが出来ます。
- デスクトップ左下の「Windowsマーク」を右クリック
- 「電源オプション」を選択
- 「電源とスリープ」ウィンドウ右側、「関連設定」の「電源の追加設定」を選択
- 「電源オプション」ウィンドウの左側、「コントロールパネル ホーム」の「電源ボタンの動作を選択する を選択」
- 「電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化」すぐ下にある「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 更に下の「シャットダウン設定」が操作可能になるので、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
以下画像です。
何度か再起動していますが、「Resume From Hibernation」は出ていません。起動時間も別に不満無し。というか、時間差を体感できなかったです。PS4コントローラーを繋げっぱなしでOKになりました。
ゲームコントローラーなど、USBデバイスが不安定な時に試してみたい事 – USBのセレクティブ サスペンド
やっぱり電源プラン関連です。
知人に起きたUSB接続のコントローラーが断続的に動かなくなる現象は、「セレクティブ サスペンド」を無効にする事で解消されました。
サスペンド・・・
- デスクトップ左下の「Windowsマーク」を右クリック
- 「電源オプション」を選択
- 「電源とスリープ」ウィンドウ右側、「関連設定」の「電源の追加設定」を選択
ここまでは既出と同じ手順です。
- 「電源オプション」ウィンドウのお気に入りのプランで、利用中(◯ラジオボタン選択済みがソレです)の「プラン設定の変更」を選択
- 「プラン設定の変更: ほにゃらら」の下、「詳細な電源設定の変更」を選択
- 「USB設定」>「USBのセレクティブ サスペンドの設定」の設定を無効にする
それにしてもこの設定。知人が不具合を訴えて調べなかったら、知らないままだったでしょうね。
困っている方、是非お試し下さい。